世界プロサーフィン連盟のワールドツアーのチャンピオンの3度の獲得に加え、WSLワールドツアーを22回優勝した、輝かしい経歴を持つミック・ファニング
そんなファニングの経験や知識を取り入れて開発されたソフトボードブランド「ミック・ファニング・ソフトボード」について解説していきます。
ミックファニングのソフトボードとは

サーフィン大国のオーストラリア・ゴールドコースト出身で、数々のタイトルを獲得してきた彼の考案・テストから生まれたソフトボードブランドMICK FANNING SOFTBOARDS(ミックファニングソフトボード)。
最先端の技術と素材に加え、ミックファニングの経験と知識を取り入れ作られたボードは、今までにはなかった革新的な構造で、従来のソフトボードとは異なり”格段に通常のサーフボードに近い性能”を持っています。
経験者はもちろん、初心者サーファーもより一層通常のサーフボードに近い感覚でトレーニングする事が出来ます。
また、ミックファニングのソフトボードは、1958年から続くオーストラリアで最も権威のある国際的なデザイン・イノベーションイベントで、最も優れたデザインに贈られるグッドデザイン賞を受賞しています。
ミックファニングのソフトボードの構造
一般的な多くのサーフボード(ハードボード)がPU(ウレタンフォーム)にガラスクロスを巻き付けてポリエステル・レジンでラミネート、またはEPS(エクスパンダブルポリスチレン)、つまり発泡フォームにガラスクロスを巻き付けてをエポキシ・レジンでラミネートしたものとなっています。
対してミックファニングのソフトボードは、シェイプされたEPSフォームにカーボンを巻き付け、エポキシ・レジンでラミネートした後に、バキューム/シュリンクテクノロジーにて表面を4mmのIXPEデッキスキンとHDPEボトムスキンで包んだ構造となっています。

それによって、よくある初心者向けのレンタル用ソフトボード(スポンジボード)等にありがちな”ふわふわ”した乗り心地とは異なり、通常のサーフボードのような本格的な乗り味を楽しむことができます。
※ミックファニングと同じ構造のソフトボードとして、日本発のビーチアクセスというブランドも人気です。

FCS2プラグでフィン交換が可能
ミックファニングのソフトボードにはFCS2プラグシステムが搭載されており、スクリューで固定することなくキーレスでフィンの着脱を行うことができます。
購入時に付いてくる柔らかいソフトフィンから、自身に最適なFCSIIまたはFutures互換のハードフィンへと交換することが可能です。

ミックファニングのソフトボードのメリット・デメリット
ミックファニングのソフトボードの4つのメリット
- 軽量かつ、高い浮力
- ターンやクイックな動きも可能
- 安全性が高い
- 壊れにくい
軽量かつ、高い浮力
通常のサーフボードに比べて、高い浮力があるので、パドリングが楽に、テイクオフを速く行うことができます。
また、ボード自体がハードボードと比べて軽いため、取り回しや持ち運びも楽に行うことが可能です。
サーフィン初心者の方や、たくさんの波に乗って上達したい方、お子さんなどに特におすすめです。
ターンやクイックな動きも可能
通常のソフトボードはレールが厚いため、水面にレールが入りづらくターンやリッピングが難しいといった点が挙げられます。
また、掘れた波でボードを抑えられなかったり、ボードがしなりパーリングしやすいといったことも言えるでしょう。
しかし、ミックファニングのソフトボードは、表面はソフト素材ですが中身はEPSハードボードであるため、クイックな動きや、レールを使ったターンまで快適行うことが可能です。
安全性が高い
サーフィンを始めて間もないころは、よく自身の足などにボードをぶつけてしまい、気づいたらアザができていたなんてことはよくある話です。
外装がソフト素材でできているミックファニングのボードであれば、自身はもちろん、周りのサーファーとぶつかって怪我をさせてしまうリスクも低くなるでしょう。
壊れにくい
通常のサーフボードは、倒したり、硬いところにぶつけた際に割れてしまうといったリスクがあります。
それに対してソフトボードは、ハードボードのように簡単に壊れるリスクは低いでしょう。
ミックファニングのソフトボードのデメリット
- ソフトボードと比較して価格が高い
安価なソフトボードと比較して価格が高い
安いソフトボードであれば3万円以下で購入できるものもありますが、それらと比べるとミックファニングのソフトボードは比較的高価なモデルが多いと言えるでしょう。
ミックファニングのおすすめソフトボード4選
SUPERSOFT

テールが広くボリュームもあるため、小さな波でもしっかりキャッチしてくれるので、レベルアップしたい初心者サーファーにはもちろん、上級者のフィンレスでのサーフィンにも最適です。
また、SUPERSOFT(スーパーソフト)に加えて、SUPERSOFT QUAD(スーパーソフトクアッド)も初心者の入門用ボードとしておすすめです。
KUMAFISH

2021年リリースの ”GLOBAL SHAPERS CHALLENGE” グランプリモデル、KUMAFISH(クマフィッシュ)。
日本で非常に人気のあるツインフィンモデルは、本国オーストラリアでもサマーシーズンには注目を集めています。
また、ミックファニング氏本人もかなりのお気に入りモデルとなっています。
CAT FISH

レトロなアウトラインながら、様々なコンディションや波質に対応できる、トッププロからも愛用が多いCATFISH(キャットフィッシュ)。
一年を通して人気のこのモデルは、 幅もありロッカーもフラット気味なので、パドルスピードに自信がない方もトライできるモデルと言えます。
LITTLE MARLEY

短めで幅広、夏の小波をいつも以上に楽しむ事ができる、LITTLE MARLEY(リトルマーレー)。
小回りが利くので、経験者を中心に人気を集めています。
ミックファニングのソフトボードの耐久性
ミックファニングのソフトボードは非常に高い耐久性があります。
モデルによって構造は異なりますが、例えばMFSOFTBOARDS SUPER SOFTはEPSコアに2本のストリンガーが装備し、コア上に耐久性のある高品質の軟質材料プレミアムレイヤーを複数使用し、非常に高い強度を実現しています。

ミックファニングのソフトボードの口コミ・評判
3回使用しました
アラサー初心者サーファーの私にとって、ボードの安定性とパドリングのしやすさがあるように感じられました。
価格的に悩みましたが、ボードの作りを考えれば決して無駄な投資ではないと思います。
おかげでサーフィンに行くのが楽しみでしょうがないです!
以前はロングボードを使っていたのですが、久しぶりにサーフィンを再開することを決心し、このボードを見つけました。マンションでの生活では、大きなロングボードの持ち帰りが難しいため、安価で浮力があり、ソフトボードでありながらも適度に動かせるミッドレングスのボードを探していました。このボードは、そんな私の求めていた条件に完璧に合致しました♪
まだ2回しか海に入っていませんが、パドリング速度がロングボードと同等で、かなり楽しめそうな予感がします。選ぶ際には、7フィートと8フィートのどちらにするか迷いました。しかし、ロングボードの経験者としては、7フィートでも全く問題なく楽しむことができそうです。
コスパが良い板です!
しっかりした作りをしていて、ソフトボードとは異なる薄さでいい感じです。ソフトトップボードはサーフボードとは呼べないっていう固定概念を除けば、コスパも良く乗り心地もグッド。 ただサイズのある波待ちの時に若干滑ると感じました。
迅速な対応と丁寧な包装、商品の状態も良好。
少々高価であるが、性能とブランドを考慮すれば全然有り。
パドルとテイクオフスピードはとても良く、乗り心地についても問題なし。
中学生の息子のために購入しました。初めてのサーフィンに挑戦中ですが楽しそうに遊んでいます。
ただ、水を含むと若干重たくなるようですがまあ大丈夫でしょう。
まとめ
ハリウッドスターのクリスヘムズワースや、元CTランカーのティアゴ・ピレスといった海外の有名人からも愛用されるミックファニングのソフトボード。
初心者サーファーはもちろん、中級者や上級者のセカンドボードとしても非常におすすめです。
この機会に楽天やAmazon、Yahoo!ショッピングでチェックしてみてはいかがでしょうか。
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